日記
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トマトの輪


2010年10月29日



母は50才になった時、絵手紙に出会いました。
父の仕事が不景気だった頃、私も兄も大学生、
母はパートで家計を支えてくれました。
そんな時期を乗り越えた10年前、
母は絵手紙と出会いました。
「これからは、二度目の青春!」 そんな気持ちで、
新しい何かを探していた母は、近くの公民館「絵手紙講座」に、
通い始めました。しばらく受講した頃、
突然母はこう言い出しました。
「あつみぃ、おかあさん、絵手紙をおしえる事やってみたい。」
いつも、突然の発言に、家族を驚かせる母。。。
私も父も「お母さんにはまだ無理だって~・・・
おせいじにも上手いとは・・・。」。でも、思い立ったら即行動! 
翌日には、近所の婦人会長さんに相談に行き、
ご近所のご婦人たちでの、「とまとの輪・絵手紙講座」が、
始まりました。「とまとの輪」とは、
絵手紙の「ヘタでいい、ヘタがいい。」から来ています。
とまとのヘタが、とまとの赤や表情を引き立てている。。。
“ヘタ”がいいから、とまとの輪。

それから、母の実家の側で春日井教室誕生、
また、尾張旭市から公民館講座の依頼をもらい、
気がつけば、この10年間に5教室80人の生徒さんが、
母の元に通ってくれています。
おっちょこちょいで、そそっかしい先生を、
生徒さんたちはあたたかく見守ってくれています。
2年前の夏、父を亡くした後も、母が前向いて
歩いてこれたのは、絵手紙と、とまとの輪と、
生徒さん一人一人のあたたかい存在の、おかげでした。
そんな感謝の気持ちを伝えたい。。。と、
「とまとの輪・10周年記念会」を、開くことになりました。
近所の公民館を借りて、プール友達の加藤さんに
司会を頼み、40年のお付き合いの節子さんに
手紙の朗読をお願いし、親友の明子さんは
3ヶ月練習したギターを弾いてくれました。
たっちゃんの紙芝居で、80人の
「ちょっと昔の少年少女のみなさん」が
少女の笑顔にもどりました(*^_^*)
壁には、母が80人の生徒さん一人一人に宛てた
絵手紙を展示し、舞台の壁面には、母に宛てて描いてくれた、
生徒さんの絵手紙を映しました。そして最後は、
涙の声で震えながら読む、母のヘタな挨拶で幕を閉じました。

私は、舞台の隅で、絵手紙を投影しながら、
みなさんのあたたかく見守ってくださっている、
優しい表情に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
とまとの輪のみなさん、ありがとうございます。 

これからも、おっちょこちょいな母を、
よろしくおねがいします。そして、50才を過ぎて
「絵手紙」という夢に出会えたこと、前を向いて
好きなことに一生懸命になれば、
いくつになっても夢と出会える。。。
そして、こんなステキな人の輪が生まれる、
そんな事を母に教えてもらった気がします。