日記
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最後の一作


2010年03月17日


今、山梨「切り絵の森美術館」での展示作品、
最後の一作を作っています。
梱包や、資料やグッズの制作など、
もろもろの準備を終え、出発までの最後の時間を、
この一作に集中しています。
実は、この一作を、ぎりぎりまで迷っていました。
この最後の一作は、展示会場でも「最後の一作」になります。
最後の展示コーナーになる、小さな部屋で、
この一点だけを飾ります。お客さんと、絵と、
一対一で向き合ってもらう、そんな特別な部屋です。              

「最後に、たった一つだけ見てもらう、大きな絵…」
そんな事が、頭の片隅にあって、
変に力が入ってしまっていたんですねー。
                     
「春らしい、出発や旅立ちの絵がいいかな。」
                 
「渋い床の間に合う、日本画のような世界が似合うかな。」
              
「最後だから、光や希望を感じる、華やかな作品にしようか。」など・・・

いくつも図案は浮かぶんです・・・でも、なんでか心の中の
GOサインが点灯しない。そんな時間がもったいなくて、
後半に予定していた、もろもろの準備を先に取り掛かりました。
梱包をしてみたり、電気配線をしてみたり、
材料の買出しに出かけてみたり・・・。
一週間たちまっさらな気持ちでスケッチブックに向かうと、
一つの絵が出てきました。ずっと、この一年以上、
心にあった気持ちです。春らしくもないし、
渋い床の間にも合わないし、 華やかでもないけれど、
今、一番伝えたい気持ちです。。。GOサインが点灯しました。

技術がない私は、心のままに描くことでしか表現できないんですょね。
それを改めて教えてもらった「最後の一作」に、
今、取り掛かっています。
アトリエはたくさんの色で散らかって、とても心地いい状態になっています。