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古民家通信~何よりの言葉~


2010年04月06日



この古民家に出会ったから、切り絵の森美術館との
つながりも生まれた。。。と言っても、過言ではありません。 
この佇まいに一目ぼれして、通い続けた一年半。
その古民家がギャラリーとしてお色直しされ、
今、光の切り絵展をさせていただいています。
今回のリフォームをデザインしてくれた、
Liv設計工房の川口亜稀子さんとの想いは当初からひとつ、
「この古民家らしさをそのままに、ギャラリーとしての
輝きを添えたい。」です。そのおかげで、
はじめて訪れる方は、きっと当初からこの姿をしていたの
だと感じれられるほど、古民家にすべて溶け込む、
古民家ギャラリーとなりました。 
あいさつパネルや、小物をおくディスプレイ棚は、
土壁と古材を使って。お客さんが動きやすいように。。。と
土間に敷いた板材は、香川県から運ばれてきた古材。
自然光を使って、光の切り絵を飾りたい!とのリクエストには、
板戸を工夫して実現。受付カウンターは、無垢の板と、
土壁で出来ています。。影絵を映すプロジェクターは、
格子の蓋をした、古色塗りの箱に隠れてます。
ギャラリーに必要なスポットライトは、天井材の竹の隙間に、
はめこみました。一画二驚の部屋に入るくぐり戸は、
異空間を入り込む雰囲気をつくりながらも、古民家にしっくり。
このように、川口さんが光の切り絵が飾りやすいようにと
考えてくださったアイデアは、
随所に散りばめられているのですが。。。どれも、
古民家に溶け込んでいるのです。
    
                  
古民家に住んでおられた、杉山さんご夫妻
オープン2日目、「ここに住んでたものです。
テレビでこの家が映っとったものだから、懐かしくて。。。」と、
訪ねてきてくださったご夫妻がいました。
「おぉー。。。、なつかしいなぁ、家に帰ってきたみたいだなぁ。」
そう言って、入ってこられました。お名前を伺うと、
杉山好史さんご夫妻。

20年以上前、当時の山梨県知事で、
身延町ご出身の望月知事に3度に渡って頼まれ、
この公園に古民家を寄付されたとのことでした。
「老後、この古民家やいろりで、のんびり暮らしたいと
思っとったから、二度は断ったんだけれど、三度目頼みに
来られたときには、これは応えないとな。。。と思って」と、
話してくださいました。その時間、ギャラリーにはたくさんの
お客さんがいて、300年の空間に浸っておられました。

杉山さんご夫妻は、絵やお客さんの様子を
見ていただきながら、懐かしそうに目を細め、
「これだけたくさんの方に喜んでもらえたら、
家もよろこんどるなぁ。」そう言ってくださいました。

その後、いろりに座られて、いっしょにお話しを
させてもらいました。この古民家の特徴や、
昔の暮らし方、ここでの家族の思い出など、
お話ししてくださいました。この事はとてもうれしい
出会いであり、何よりうれしい言葉でした。
いただいた言葉、すぐに川口さんにもご報告したくて。。。
    
「家が、よろこんどるなぁ・・・」  
ステキな家を残してくださり、ありがとうございました。
         
現在、杉山さんは山梨県南部町で、
十枚荘という旅館をされています。