日記
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真っ白な雪。


2014年02月09日



7日の午後に、広島県安芸高田市に到着し、
4日間かけて、クリニックの大きな絵を仕上げる予定でした。

愛知から友人も手伝いに同行してくれて、
岐阜からも、業者さんがサポートに来てくれて、
いよいよ、現場への貼り付け開始、というところ。

現場のガラス寸法を確認すると、準備してきた絵と、
横幅が合わない。。。  えっ。。。 そんなことって。。!
図面も確かめたし、絵もなんどもチェックした。。。
でも、何度測っても、絵の幅が足りなくて。
結局、その誤差の原因は、私の図面の読み違いでした。
ガラスの桟と、ガラスの内側にある柱の線とを、
読み違えていました。

準備してきた絵を貼ると、左右20センチほど、
ガラスが空いてしまいます。 驚きと、ショックで、まっしろに。


でも、どうしても、この絵を貼ってみたかった。
準備してきた絵を、何もせずに持ち帰る気持ちに、
どうしてもなれなくて、 私はクリニックの先生に、
「この絵を、貼らせてください。空いた左右の20センチは、
絵に合わせた、切り絵のフレームを作ります。
そして、後日、フレームを仕上げにもう一度来ます。」と。
先生は、戸惑われたと思いますが、
「そうですか・・・どんな風になるんでしょう。
楽しみにしています。」と、了解してくださいました。

それから、5時間。。。絵の大きな部分は仕上がり、
全貌が見えてきました。
想像してきた絵が、目の前に現れ、模索してきた手法が、
ちゃんと表現されたことを確認でき、その部分はほっとしました。

夜は、奥様のお料理で、囲炉裏を囲んで、
あたたかな晩餐会を、用意してくださっていました。
先生は、今回の建て替えへの思いや、
光の切り絵との出会いや期待を、語ってくれました。

そして翌朝、窓を開けると、大雪が積もり、真っ白な景色が
広がっていました。 それから、現場に出向き、もう一度
真っ白な気持ちで、絵を見ると、左右の20センチの隙間は、
どんな素敵なフレームを仕上げようと、結果が良くなろうと、
ミスをカバーした手法でしかないと、気がつきました。

私は、準備してきた絵が目の前にあること、
今まで作品にかけてきた時間、
遠方まで駆けつけてくれた業者さんや友人、
なんだかそんないろいろが諦められなくて、
とんでもない間違いをするとこでした。
寸法を読み違えた以上の、ミスをするところでした。

先生や、業者さん友人に、謝罪とお願いをし、
絵をはがすことにしました。
業者さんも、友人も、私の気持ちを汲んでくれました。
あっというま、10分でクリアーなガラスに、
戻り、私も、クリアーな気持ちになりました。

今回、現場で一度、絵を取り付けたことで、もっとこうしたい!
こんな効果がおもしろい!そんな発見もあったんです!!
寸法を合わせるだけでなく、絵も手直しして、
今回の作業を活かして、もっと良くなるよう、
絵を作りたいと思います。

先生も、奥様も、笑顔で見送ってくださいました。
「絵、気に入りました! 待合室に置く椅子の角度、
絵が見やすいように変えよう かなぁー。^^」って。


この日は大雪で、高速道路、山陽道も前線通行止め。
下道400㌔と高速200㌔との、15時間のドライブ。
一緒に行ってくれていた友人と、
今回の事への反省や、次への前向きな気持ちや、
笑ったり、歌ったりして、いろいろと身にしみた帰路でした。

父は自分の仕事がらよく、「失敗したときこそ、正直に」
と、言っていました。最近、自分の小さなキャパを超えた状況に、
いろいろと抜けていた私。。。父にカツン!と、喝を入れられた、
ような気がしました。

今回の経験を活かして、より良い絵になるよう、
今、作成中です~!
3月上旬には、きっと、初めての「一画二驚」の表現、
ご報告できると思います。