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「 春の羽 」


2014年04月02日



「春の羽」…物語・絵:酒井敦美  動画・音楽加工:牛嶋広樹



「春の羽」という、作品が生まれました。
光の切り絵で描いた、言葉のない8分の物語です。

高知城で行われる「花回廊」というお祭りの中で、
初めてみなさんに、お届けします。

三度目の参加となる「花回廊」。
この3日間、高知城は光と花に彩られ、春爛漫な空気に包まれます。

そんな中、幅20メートルはある石垣に描く、光の切り絵。
そこにどんな物語を描こう。。。その答えはいつも一つでした。

「春が来ることの、喜びと力」です。

私がそう感じるのは、6年前の冬の体験からです。
きっと日本人であれば誰しも、四季に気持ちを重ね、
秋風が吹けば、どことなく寂しさを感じ、
春風が吹くと、ワクワク気持ちが踊るものですょね。
季節に気持ちが引っ張られる様な、
そんな感覚はよく経験していました。

でも、この冬は少し違いました。
その感覚に希望を託し、待ち望んでいる私がいました。

父との別れを迎え、初めての冬、とにかく寒くて、冷たくて、
何をやっても心暖まらず、ただただ、部屋で絵を描いていました。
心の暖まる方法が見つからなくて、でもどうにか、
元気になりたくて。。。そんな時、願って信じたのが、
「春がこればきっと。。。」という思いでした。
2月には、あと2ヶ月の辛抱、きっと春が来れば、
冷え切った心も暖かくなるはず! なんの根拠もないその思いを、
信じ込んで、春までをカウントダウンしていました。
あれほど、春を待ち遠しく思い、春に希望を託したのは、
初めてでした。


そしたら、不思議。。。春が来て、散歩でたんぽぽを見つけて、
なんだか涙が出るくらい嬉しくて、桜が咲いたら、久しぶりに
空を見上げる事ができて、私はしっかり、春によって
心暖まっていったんです。

それから毎年、そう思うようになりました。
その年、何か悲しいことがあった人、幸せを感じられなかった人、
みなさん、春を待ちわびているんじゃないかって。
日本では、全員の元に春がやってきます。
春の暖かな陽射しや、花や風で、みなさんに元気が、
運ばれますように。。。

そんな思いを、今年の作品「春の羽」にも込めました。
ラストシーンでは、手のひらが出てきます。
この手は、見てくださるあなた自身の手です。。。

 
「春の羽」 受け取ってくださいね。


毎年、光の切り絵を成長させてもらってきた、
高知城の投影。。。今の私で描ける力を、注ぎました。
ご覧いただけたらうれしいです。

明日から、高知に行ってきます!





■ 高知城・花回廊のご案内