これまでの日記

春日井市民病院へ

2015年10月30日


昨日は、愛知県の春日井市民病院へ、
ボランティアグループ「結ーゆいー」さんの主催とご協力で、
光の切り絵をお届けに行ってきました。

「結」の皆さんは、病院に音楽や絵など、アートをプレゼントする、
という活動をされています。
その活動資金は、手作りの雑貨や料理などを、
月に一度のバザーで販売し、こつこつと集められたものです。

みなさんの一年を通じて集められた大切な資金を、
光の切り絵に託して、春日井市民病院にプレゼントして
くださっています。今年で、三回目になります。


○一階の玄関入って奥のホール部分では、
天井、床面、壁面とに投影し、その季節に合わせた世界を、
ホールいっぱいに描いています。
今年は、結さんからのリクエストで、ハロウィンの作品も
作ってみました☆ 絵の中に入ると、魔法のほうきに
乗れるんですょ♪ みなさん、上手にのっていましたょ!^^

○三階の講堂では、部屋を暗くして「光の切り絵シアター」に。
音楽と共に、光の切り絵の物語を、楽しんでいただきました。


11時~20時。。。一日、病院にいるといろんな方たちの、
表情に出会います。昨日も、いろんな笑顔に、涙に、お顔に、
背中に、出会いました。

病院に来られていた小さな子と若いママが、
光の中で遊んでいて、それを傍らで見守るおばあちゃん。
光の中で遊ぶ親子の姿が本当にかわいくて、
見ているみんなが幸せな気持ちになる光景でした。
ふと、おばあちゃんの方を見ると、ずっとハンカチで目を
ぬぐわれているんです。
帰り際「今日はしあわせでした…ありがとう」と、
結のみなさんに言われていました。


私が絵を映していると、一人の女性に声をかけられました。
「今日は検診で来て、偶然にこの世界を見せていただきました。
1年前、余命5日と言われて、60才の今日まで生きて来られて、
今はもう、病気を受け入れて、残りの命と向き合っています。
病気になってから、切り絵をはじめたんです。。。
どうやって作ってるんですか? 素敵な世界ですねー。」
それから、15分ほど、お話しさせていただき、私の方が、
いろいろと切り絵のヒントをいただきました。
そして帰り際に、「もう一つだけ、心にとめておいて。」と
ふりかえり、言ってくださった言葉。
「あなたの世界は、言語がいらない。ぜひ世界の子供たちに
この光を届けに行ってくださいね。」
私の夢を、強い視線とまっすぐな言葉で伝えてくださいました。
しっかり、心にとめておきます。


病院で働く、職員さん、看護師さん、お医者さんも、
みなさん、次々と、見に来てくださっていました。
小児科に入院中の子供たち、病院の託児所のちびちゃんたちも、
光の中に、遊びに来てくれました。

結さんのすばらしい活動に、関わらせていただいていること、
本当に、ありがとうございます。
「光の切り絵」や、私自身は、まったくの無力です。
すばらしい思いや、活動をされているみなさんと出会い、
絵を使っていただき、実力以上の役目をいただいています。
その役目に、少しでも追いつけるよう、進んでいる一歩が、
光の切り絵を成長させてくれています。。。


結さんの思い、ちゃんと光の切り絵で届けられたかな。
来年は、今よりもう一歩、役目に追いつけていられるよう、
進んでゆきたいです。







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