日記
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大切なお返し。。。


2012年06月03日


5月の中旬に、届いた一通のメール。
今展示会を行っている、美濃和紙の里会館で
絵をご覧くださった、Kさんからのメールでした。


「今日美濃の和紙の里会館で酒井さんの作品を
始めて拝見いたしました。すごく素敵でどの作品も
感動いたしました。一つ一つの作品の前で
足が長い時間止まりました。
実は4月22日に大好きな父が亡くなりました。
母も2年前に亡くなり、父は母の誕生日に亡くなりました。
とても仲が良かったので、母が寂しくて父を呼んだんだと
誰もが言いました。私は涙する日が多いですが、
天国でまた夫婦仲良く暮らしていくのだから泣いてはいけないなと
思っています。香典のお返しの一つに酒井さんの作品を
配りたいと思いました。
香典返しに?と思われるかもしれませんが、
実は父も水彩画と油絵を嗜んでいました。
祭壇には父の絵を数点飾りました。
なので親戚の方には、ありきたりなお返しばかりでなく、
是非、酒井さんの作品も皆さんに差し上げたく思いました。 」


このメールから、悲しみの中でも、お父様を想う、
お優しい気持ちを感じて、ぜひ、一緒にご準備させて
いただきたいと、メールでお返事をしました。

亡くなってもからも、親孝行をしたい気持ち、
決して消えなくて、もしかしたら、
もっと強まるものなのかもしれません。。。
私も父がなくなった翌日、告別式で配るお返しの中に、
父の短歌を添えたくて、
寝ずに、短歌のカードを作りました。 
父は親ばかでしたので、私の絵はがきを、
みなさんにもらっていただいたら、父が喜ぶだろうな。。。と思い、
絵はがきセットも、準備しました。 そんな時間が、
悲しみをほんの少し、紛らわせてくれたように思います。
親のために・・・と動くその時間が、
何より、悲しみを和らげてくれました。

Kさんの愛するお父様への親孝行に、「光の切り絵」が
お役に立てること、絵を描いていて、こんなに心に
沁みることはありません。。。
散らかったアトリエですがお越しいただき、
お贈りされるみなさんのお顔を浮かべながら、
お一人お一人に合った、光の切り絵ミニフレームを、
選んでくださいました。
とても楽しそうに、笑顔で、選んでくださり、最後には、
「お香典返しを渡すのが、とても楽しみになりました。」と、
言ってくださいました。

こんな時間一つ一つがきっと、
Kさんの明日への光につながってゆきますょね・・・。
    
「このカードを添えて、贈ります。」と、Kさん手作りのカード。    

Kさんからお父様への親孝行のお品として、
「光の切り絵」が出会えましたこと、
心より感謝いたします。。。絵描きとしてのうれしいお役目、
心に刻む事が出来ました。

5月末は、私と父の誕生日。私自身、
父から大切な物を教えてもらったような気持ちです。