2009年12月23日
★ブータンの風景
三週間のブータン・インドの旅から、戻りました。
貴重な時間にご協力いただきましてありがとうございました。
10年前からの夢だったはじめてのブータンは、
ただただ、幸せな時間でした。
飛行機で降り立ったブータン、一口目の深呼吸、
見上げるほどに、濃くなる真青な空、
日常の中で穏やかに流れている、町の寺院、
威厳あるゾン(大きなお寺)と、その存在、
目が合うと一瞬はにかみ、笑顔をくれるブータンの人々、
ブータンはたった四日間の時間でしたが、
目にし、触れる、ブータンでのすべての物が、
とても、幸せな気持ちにさせてくれました。
飛び立つ飛行機の中、窓から見える、
雪山とお月様を友人と二人、無言で見つめ、
切ない気持ちになりました。
すっかり、ブータンに心奪われてしまいました。
そして、10年ぶりに歩いたインドは、
急激な高度成長と物価の上昇という、
目まぐるしい変化と、その根底にある、
ここ何百年と変わらない生命力と底力、
そして、自分自身の小さな変化も、感じた旅になりました。
三回目のインドにして、ひょったしたら、
初めてインドの人を、好きになったのかもしれません。
自分の中の、「インド人」・・・という枠を超えて、魅力的な人、
かわいい子供達、純朴でまっすぐな生き方、
人のために一生懸命な人、通りがかりに助けてくれた人、
生きる為の小さなウソにも笑えたり。。。
なんだか、人の魅力にたくさん出会った旅でした。
また今回の旅で、10年前の私より、
今の日常を大切に思う自分に気がつきました。
10年前の旅は、日本での日常から遠く飛び立ち、
インドという異国を歩く事に、魅力を感じていました。
一つ一つの出来事に驚き、衝撃を受け、
喜怒哀楽の旅でした。日本に帰る飛行機の中、
日常に戻る事のつまらなさを感じ、と同時に、
「旅の中では、私は何も変わらない。。。
日本で、しっかり歩いていかなくちゃ。。。」と、
ぼんやり思ったのを、覚えています。
それから、10年。。。決して、今の日常が、
ワクワクドキドキの毎日というわけではありません。
絵をたのしみ、絵と悩み、そんな、
一歩一歩の地味な毎日です。
きっと日常が変わったのではなく、
平凡な日常が、幸せだと感じるようになったのかな。。。
そんな10歳、年を重ねた自分の変化にも出会う旅でした。
この三週間の時間が、時を経て、どんな色として、
私から染み出でてくれるのでしょう。。。
今は、いろんな出来事が消化しきれず、
まだまだ、頭の中で、渦巻いています。。。
真夏の南インドから、寒波の日本に到着し、
凍えて、関西空港から戻ってきました。
みなさん、体調のほうは、崩されていませんか?
明日は、クリスマス・イヴ☆
お元気に、幸せな時間が、みなさんに訪れますように。。。
メリー・クリスマス☆
★インド最南端「カニャークマリ」をめざして。
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